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消費者総合雑誌「消費と生活」は昭和41年(1966年)に創刊以来半世紀




《トピックス》
㈱消費と生活社は、2017年消費者支援功労者表彰で「ベスト消費者サポーター章」を受賞しました
                          
「消費と生活」は2021年10月1日で創刊55周年を迎えます。

《最新号》「消費と生活」No357 1月1日発行号

                            

               表紙「鬼滅の刃」ブームで
               人気の「柳生の一刀岩」(奈良市

<商品特集>
消費者関連行政・団体リーダー2021を語る           コロナ禍の消費者行政、消費者問題を振り返る          新型コロナ家庭内感染を防ぐ法 
持続化給付金詐欺の実態とは
 

<商品特集>   
鍋つゆ、風邪薬、即席めん、冷蔵庫など   

新着情報羅針盤 除菌の行き過ぎ

コロナ禍で年収が減少した企業が多い中、増収した企業もある。インターネット通販や宅食、マスクやアルコール消毒液の販売業者だ。
 マスクやアルコール消毒液は一時は需要が増大して、店頭から消えるほどだったが、今は落ち着いている。
 会社の入り口や家庭の洗面所に必ず置かれるようになったアルコール消毒液だが、コロナウイルスの有効な対策として定着してきている。
 
また、家じゅう常にシュッシュ、シュッシュとアルコール消毒液をスプレーしている人もいる。塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)のうすめ液でテーブルなどを吹きまくっている人もいる。
 厚生労働省もアルコール消毒液や塩素系漂白剤の主成分である『次亜塩素酸ナトリウム』がウイルス対策には有効としているので間違いではないかもしれない。
 
一方で、除菌の行き過ぎはかえって病気になりやすいと警鐘を鳴らす人も多い。

アメリカ食品医薬品局は2016年9月、19種類の殺菌成分を含むせっけんの一般販売を禁止すると発表。厚生労働省も同19成分を含まない製品に変更するようメーカーに要請した。しかし、ドラッグストアでは、他の殺菌成分に切り替えられて、たくさんの抗菌せっけんがいまだに販売されている。
 
アメリカの調査では、それぞれの家庭で咳や鼻水、喉の痛み、発熱、嘔吐、下痢などの感染症の症状があるかどうか追跡したところ、殺菌成分を含むせっけんでも、症状の発生率に差はなかったどころか、抗菌せっけんを使うことは、耐性菌を生むリスクがあることもわかってきた。

過剰な除菌は普段から存在している常在菌が細菌叢という生態系を作ることで、病気を起こしやすい細菌が繁殖しにくくなっているのにも悪影響があるのだという。
 病気を予防するためには、殺菌することよりも、物理的に汚れや細菌、ウイルスを洗い落とすことのほうがずっと大切なのだという。普通のせっけんでもこまめな手洗いが一番だということだろう。

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