History

開発の経緯

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開発者メッセージ

私がこの「OOCファイル(アウトオープンコンビネーションファイル)」(外綴組み合わせファイル)を発明したのは、主婦が毎日の献立に悩まないようにするには どんなレシピ本があったらいいのだろうという思いからでした。
あれから20年、デジタル化が進み、レシピの検索や動画サイトもできましたが、 案外使い勝手は良くなくて、主菜、副菜、主食、汁物の献立を決めるには
やっぱり手間がかかってしまうのです。
それを数秒で今夜の献立ができるように開発したのがOOCファイルなのです。
そしてこのOOCファイルは、いろんなものに活用できることに気が付いたのです。

History

開発の経緯

「OOCファイル/アウトオープンコンビネーションファイル」はこうして生まれた

Story01

開発のきっかけ

「外綴組み合わせファイル」の発想は、実は20年以上前になります。
当時、消費者総合雑誌『消費と生活』の記者をしていた私は、悪質商法や偽装表示、食品や製品の安全性、環境問題、高齢化問題など、人々の日常で困ったり不安に思うことを取材し、記事に書いていました。
しかし、私の周りの友人の主婦たちを一番悩ませていたのが、「今日の夕食のメニュー何にしよう」でした。
365日毎日考えなければならないメニュー。参考にすべきメニュー本は、数多く出版されているのになんでだろうという疑問が湧いてきました。

彼女たちは、「メニュー本は、家に何冊もあって、一度は作ってみたけど、次に作る時にどのメニュー本だったか、探すのが面倒で開かない」「食卓には、主菜、副菜、ご飯、汁物を並べるのにメニュー本は、一品ずつ書いてあるから探すのが面倒」
「メニュー本で色んな新しい料理に挑戦するけど、数作らないので、身につかない。結局定番料理のローテーション」
じゃあ、カードを組み合わせてみたらと提案したら
「カード式レシピ本も買ったし、スーパーでレシピカードを無料でもらっているけど、箱に収納すれば探す手間は同じ。組み合わせるなんて面倒くさい」
当時は、色々と試行錯誤してはみたものの、うまく行かず、保留案件に。

その後、袋状のファイルも登場し、これが使えるんじゃないかと思いましたが、収納してしまえば、探し出すのは、レシピ本と大差ありませんでした。
丁度10年前に、4つのメニュー素材(主菜、副菜、主食、汁物)がそれぞれ独立して組み合わせられるにはどうしたらいいんだろうと考えていた時に思いついたのが、ファイルの綴じてあるところを外側にしたら自由度が出てくるということでした。
当時すでにあった1ページに2枚ずつ入れられる袋状のファイルアルバムを分解して、2等分して、それぞれ、外側に綴じ面を接着、袋状の2個の接続部分をカットしました。
すると、4つの袋状のファイルが外に開くので、様々な組み合わせが可能になりました。
中綴じを外綴じにして、ファイルを分割する...
原理は難しいことではないので、正しくコロンブスの卵でした。

Story02

特許の取得

さて、外綴じで分割した部分がそれぞれ外側に開くので主菜、副菜、主食、汁物の組み合わせも可能、真ん中にカロリーや塩分糖分などを記しておけば一食あたりの値がすぐに計算できると、ひらめいた時は有頂天になったものの、まず具現化するにはどうしたらいいのか、また、悩んで考えました。
こういう時に持つべき者は友。
「弁理士会館で無料相談をやっているから、まずは聞いてもらったら」とアドバイスを受けて早速霞が関に出かけて行きました。

色々説明するとその日の担当は、ノリのいい弁理士さんで、「実に便利で実用的。長年特許にかかわってきたけどびっくりだ。でもこのアイデア、誰か考えていそうだけど」と早速パソコンで検索をかけてくださいました。
私は、「こんな便利なレシピ本があればすでに人気になっているはず。そういうのを聞いたことないから私の発明ですよ」と調子に乗った。
色々検索しても過去に同じような特許申請がないので弁理士さんは前のめりになって私の説明を聞いてくださいました。
そして「レシピの組み合わせは、一般的にありそうなので、この外で綴じて分割すれば組み合わせができるファイルを特許で押さえましょう」とおっしゃってその弁理士さんに手続きをお願いすることになりました。
私は、レシピのことしか考えていなかったのでこのレシピのシステムで特許が取れないことは残念だと思いましたが、ファイルで特許を取る準備をしました。

Story03

色々な場面で活躍

特許申請の当初は、レシピ活用しか考えていなかったのですが、このファイル「アウトオープンコンビネーションファイル」(外綴組み合わせファイル)は、汎用性が高くいろいろなシーンで役立ち、また、開いてめくって、組み合わせる楽しみが生まれる優れものだと気が付きました。
単純にアルバムやトレカ収納ファイルで比べてみると、1ページ2分割なら従来の物は見開きで最大4枚しか見ることはできませんが、最大で倍の8枚の写真をみることができます。
迫力が2倍になりますし、たとえば子どもの運動会をスタートからゴールまで8枚の写真を並べる事ができて、動きが分かりやすく、そのシーンの再現性も高くなるので臨場感も増幅します。
さらに分割して次の写真をめくることもできるのでその変化を楽しむことができます。
トレカのバトルもファイル上でできます。
また、スポーツ系のトレカなら自分の好きな選手のを選び出して自分だけのチームを作って楽しむことができます。

これまで、アルバムやファイルは収納が主な目的でしたが、このファイルは、めくって組み合わせるという遊びができるのが最大の魅力なんです。
めくると何が出てくるのかワクワクしますし、従来の中綴じファイルでは制限があって出会えなかった違うページの写真やトレカ同士が新たに出会えて、組み合わせることでまた、新たな魅力が加わるのです。
アルバムやトレカファイルだけでなく、レシピや名刺入れ、絵本、歴史や化学記号の勉強、世界遺産、世界の国旗、動物図鑑、美術図録、大人の塗り絵、タロット、アクセサリー収納などありとあらゆるところで活躍します。
従来できなかったことができ、何より使う時に楽しいのです。

全く英語の話せない人もこのファイルで英語の単語カードを組み合わせて相手に見せるだけで、大体のことは理解してもらえます。
学生は様々な暗記ものに苦しめられますが、このファイルならクイズ形式でゲーム感覚で楽しみながら覚えることができます。暗記は関連性があると忘れにくいので隣のカードとも関連付けて覚えるのもいいでしょう。
どんな服やバッグ、靴を組み合わせたらいいか迷ったらそれぞれの写真をこのファイルに入れて組み合わせのシミュレーションしてみるのもいいと思います。
アイドルの推し活をしているのなら時代ごとに写真を並べて今と昔を比べて見るのも楽しいでしょう。

Story04

忙しい主婦の味方に!

私がこの「アウトオープンコンビネーションファイル」(外綴組み合わせファイル)を発明したのは、世の中の主婦が毎日の献立に悩まないようにという思いでした。
確かに20年前から時代は変わって来ました。
デジタル化が進み、お総菜コーナーや冷凍食品が充実して、手作りメニューを作らない人も増えました。
「レシピなら動画サイトもあるし」という人もいます。しかし、動画サイトは、自分のペースと違うので停止巻き戻しを繰り返したり、結局手書きでメモを取る人もいるでしょう。
また、動画では簡単そうでも上手くできないと感じる人もいます。
実は料理の上手下手は火加減にあると言われています。その微妙な火加減が分かりづらいのです。
また、動画サイトでは、一品、一品なので、主菜、副菜、主食、汁物で4回検索して動画視聴していたら日が暮れてしまいます。

アウトオープンコンビネーションファイルなら4分割された主菜、副菜、主食、汁物のレシピをめくって今夜はこれにしようと決めるので数十秒で献立が決まります。このスピードはデジタル時代でも負けません。
レシピには、作り方が火加減も含めて書いてありますので、失敗なくお料理ができます。
美味しかったと思ったら、次はファイルをめくれば、すぐに出てくるので、レシピ本やレシピ動画のように探す手間もありません。
また、美味しかったレシピを残して、新しいレシピを差し替えできるので、我が家なりにカスタマイズされたレシピファイルが出来上がるのも魅力です。
できれば、おばあちゃんやお母さん、お父さんの得意料理を写真に撮り、裏にレシピを書いてレシピファイルに加えれば、我が家の料理の伝承もできます。
カロリーや塩分、糖分が気になる時にそういう物が少ないメニューに変えるなどの工夫もできます。

 最近、幸せの追求、よりよく生きるための
ウィルビーイングの研究も進んでいます。
スマホだけでは、それが十分にできないことに皆気づきはじめています。
このファイルを活用することで、本来自分は何が、好きでどういうことを幸せと感じるのかを
探してほしいというのが、私の願いです。

アメリカでは人を勇気づける言葉を書いたカードを持ち歩いて自分を鼓舞したり、
周りの人を元気づけているといいます。

このファイルにもぜひ、あなたらしい言葉を綴ったカードを入れてほしいです。
また、世界中の言葉が通じない様々な国の人がこのファイルをめくってカードのイラストを
指差すことでもコミュニケーションが取れて友好が築ける、
そんな日が来ることも願っています。